オンとOFF。

  • 2017.10.19 Thursday
  • 00:53

私は滅多に仕事をしないが、先日仕事とプライベートでオンとOFFをちゃんとしないと過労してそのうちに死んでしまうぞと言う方が居た。私のように老眼になるとか、毛根が弱まり禿げるとか、中年特有の脂が耳の後ろにたまって加齢臭がマジ半端ないとか、痰が絡む、階段昇降時の動悸息切れ、醤油の染み、挙動不審が引き起こす職務質問などのことならまだ良い方だが、やはり大変なことになる前にそれはそれで改善すべきであろうと奮い立った。私の場合は家に帰宅してもシンセサイザーなどで遊んでしまう傾向があり、これでは普段仕事場で遊んでいるのと同じ事となるため、オンとOFFの境界線が曖昧となり過労がスレッショルドを超えるのではないかと心配したのである。先週の土曜日と日曜日は収録業務の仕事があり、早朝から音楽ホールに出かけて行きバウンダリーマイクを床に置いたり、BNCケーブルを5Cと3Cで区別したりする仕事で夜遅くまで働いたので、翌月曜日はマイホームでゆっくりと休むことにした。朝はゆっくり起きだし、珈琲をすすりながら、ベランダのタイルのテーブルでゆっくりして、月曜日に仕事で齷齪している人たちをベランダから眺めながら優越感に浸った。今頃我が社の輩も受発注やら電話応対、メモ、鉛筆削り、プチプチや紙袋、梱包用テープ、ティッシュペーパーの有無を確認しアスクルへの発注、大量に入荷したシンセサイザーやファズペダルなどの検品業務などにあっぷあっぷしながら、「こんなんどれも同じ音やんけっ!音がえげつないんじゃあっ、ぼけかすどん!」などと泣き言を言っていることだろう。いひひ。俺の今の優雅さはまるでエジプトの国王のようだ。などと優越感に浸っていたのは約2分30秒ほどで、ついつい音楽を聴こうとレコードプレーヤーのある場所に来てしまった。しまったー。私のオーディオ装置はGRACE designさんに協力してもらって自作したフォノイコライザーと自社で開発したBTL-900ヘッドホンアンプ、m900やS氏やY氏、K氏などがが改造してくれたBTL駆動に改造したヘッドホンなどで成り立っているため、これではオンとOFFが曖昧で死んでしまう。だめだだめだとベランダのタイルの机に戻ったが秋のくせに日差しが強く暑くてだらだら汗がでてきて優越感が消え失せて劣等感に変わっているのを感じたため室内に戻った。さて次にいかにOFFをやろうかと考えるが一向に思い浮かばずテレビをつけると選挙の演説が放送されている。汗だくでマイクを握り締め首を振り拳をかざしながら熱弁する候補者の方のマイクロホンが気になる。SHUREの58に違いないのだが、ガーゼというかなんとも安っぽい布がヘッド部分に被せられゴムでパチンと止められている。ブランドロゴを隠すためなのだろうと思ったが、いや待てよ、ポップガードのような効果でパピプペポ対策や声の明瞭感を増すための効果も考えてのことなのか?ケーブルはCANAREであろうか、いやMOGAMIのようにも見えるなど、また、はっと気がつき、こういう音響めいたことを考えてしまうからOFFなのにオンになってしまい薄毛が進んだり、醤油をこぼして染みにしてしまう要因になっているのだろうと慌ててテレビのチャンネルを変えた。672チャンネルでは何故か朝から時代劇をやっていて、このようなお決まりの話の筋のものを安心しきって心を無にして鑑賞することでOFFの成分が高まりアルカリイオン水のような安らぎが得られるような気がして見始めたのだが、昭和時代の作品のようで極めて音質が悪く歪んでいる。歪みっぽく不自然なリミッティング感がさらにレンジを狭めていてよろしくない。映像もシャープネスにかけていて鮮明さ特に黒の再現性に乏しい。この4K時代、放送するなら音や画像のリマスタリングなどを施すべきではないか?時代劇に特化したエンハンサーまたはバイタライザーのような機材を開発し、時代劇ファンにお届けする案はどうであろうか。時代劇チャンネルのテレビショピング枠で販売するのだ。最初は29,800円と言っておきながら何と今なら9,800円でのご提供、さらに時代劇ファンの皆様方のために印籠型ブルートゥーススピーカーも差し上げちゃいますなどと調子のいいことを言って販売促進するのだ。ケーブルなどをインやアウトに接続してパラメーターを調整するようなことは平日のこの時間に時代劇を見ている年配の方々には難しいだろうから、回路を仕込んだ木彫りのこけしをテレビの横に置くだけで自動的に音声の入出力をワイヤレスでマネージングし時代劇番組を感知した場合のみに全自動でバイタライズする仕組みだ。これはいいアイデアだ早速技術担当に電話して来週には試作機を完成させよう。今はスピード重視の時代だ。今日思いついたことは明日にはもう真似されて明後日にはヤマダ電気の人気商品になっているような状況なのである。

 

気がつけば大音量でノイズシンセをドローン状態で垂れ流し、ファズペダルにファズペダルをフュージョンしてさらに後段にファズペダルをつないでギターを弾きながら、日曜日にバウンダリーマイクが踏まれて醜いノイズが録音されてしまったので、踏まれたら仕返しのために画鋲を発射してこらしめる仕掛けとか、バウンダリーマイクに見せかけたスピーカーを各バウンダリーマイクの真横に設置し、バウンダリーマイクが万が一演者に踏まれたら、即座にLEDが点滅して踏まれたマイクの横のスピーカーにトークバックマイク回線が全自動で接続され「お前今マイク踏んだだろう!痛いやんけ。いてこますぞ。」などと瞬時に注意&罵声を浴びせられる特別な音響システムを考えるべきであるなどと考えている。オンとOFFの境がなく明日は仕事に行って同じことをやるのだから恥ずかしくゐたたまれない。居た堪れないのである。

 

 

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